電子ブックには、今までほとんど興味がなかった。小説などの読み物は印刷された本を手に取って読むものだ、と思っていたからだ。ディスプレイに表示されるフォントはまだまだ印刷物にはかなわないし、装幀、ブックデザインや手ざわりも本の楽しみのひとつだ。

が、Amazonが発売した電子ブックリーダー「Kindle」やそのiPhone版を知って、その先入観は捨ててもいいんじゃないかと思い始めた。Kindleのレビューに、「思っていた以上に読みやすい」と書かれたものがいくつもあったからだ。もちろん英語と日本語は違うけれど、日本語対応の電子ブックリーダーを一度くらい試してみたっていい。

というわけで、著作権の問題がクリアされている作品を無償で提供している青空文庫対応のブックリーダーをインストールしてみることにした。現在、リリースされているアプリケーションには下記の3つがある。

紹介記事やユーザーレビューを見ると、豊平文庫のフォントはきれいらしい。i文庫のフォントも読みやすいようだ。「文庫本感覚で読める」と書いているユーザーもいた。また、ポケット文庫には、電子ブックならでは、iPhoneならではの機能が盛り込まれている。

いずれも450円。さて、どれがいいだろう? 迷った挙げ句、最初から青空文庫中の作品151本が内蔵されているというi文庫を、まず購入してみることにした。その使用感は、後日あらためてということで。