最近、よく目にする言葉にAR(Augmented Reality)がある。日本語だと拡張現実。なんだかものものしい言葉だが、ネットで検索すればいくらでも情報が得られるし、YouTubeにはビデオもアップロードされている。

面白いのは、この技術が未来のものではなく、すでに応用製品が発売されていることだ。そのひとつがTOPPS ATTAX。メジャーリーグの野球カードメーカー大手のTOPPS社が販売する、変形野球カードだ。先週末の飲み会で、知人からそのTOPPS ATTAXカードをいただいた。

TOPPS ATTAX card

IT関連の展示会で技術デモを見たことはあるが、実際に自分の手でARを操作するのはこれがはじめてだ。

TOPPS ATTAXは、従来の野球カードと違って、集めたり交換したりするだけでなく、それぞれのカードでAR仕立てのゲームをプレイできるのが特徴だ。ゲームといっても簡単なもので、選手ごとに”Catch”、”Hit”、または”Pitch”のいずれかのゲームが設定されていて、例えば”Hit”だと飛んで来た球を打つだけだ。

ゲームをプレイするにはWebカメラと専用のプラグインが必要で、プラグインは同社のウェブサイトTOPPSTOWN.COMTOPPS 3D LIVEページにアクセスすればインストールできる。なお、プラグインは、Windows用だけでなくMac OS X用も用意されている。

準備が終わったら、まず選手の選択だ。カードは全部で55種類あり、中にはイチローや松坂、福留のものもある。もらったのはEvan Longoriaという選手のカードで、ゲームは”Hit”だ。

players list

選手を選ぶとゲーム画面に変わる。ここでカードをWebカメラにかざすとカードの上に選手の3D映像が現れ、バットを持ったEvan選手がウォーミングアップを始める。Webカメラで映した自分の部屋の映像に3Dの野球選手が重ねて表示されるのは、なんとも不思議な感覚だ。

TOPPS ATTAX

ゲームは、前方から球が飛んでくる球をタイミングを合わせて打つだけ。ゲームには3段階の難易度が用意されているが、まだ工夫の余地はある。それでも今の時点なら、ARを体験できるというだけで楽しめる。ゲームを終了すると、ブラウザーが頻繁に強制終了するのだけはなんとかしてほしいけど……。

TOPPS ATTAX: http://www.toppstown.com/UserSite/TotalImmersion/Info.html